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『ガールズバンドクライ』が動き出す——新作映画は2027年5月21日公開、舞台化&ゲームも始動

By SingArena Editorial · · Music News

トゲナシトゲアリのKアリーナ横浜ワンマン、完全新作映画の公開日、スマホゲーム『First Riff』の事前登録、そして舞台化まで。『ガールズバンドクライ』から4つの新情報が一挙に解禁された。

東映アニメーション発のオリジナルアニメ『ガールズバンドクライ』が、アニメの枠を飛び出して大きく動き出している。2024年4月のテレビ放送開始以降、SNSを中心に支持を広げてきた本作だが、このほど【ガールズバンドクライ Special LIVE “赤色の響祭”】(ぴあアリーナMM)のステージ上で4つの新情報が解禁された。劇中バンドと連動するリアルバンド・トゲナシトゲアリのライブ、完全新作映画、スマートフォンゲーム、そして舞台化——いずれも音楽と物語を軸にした展開で、作品の現在地とこれからを示す発表になった。

トゲナシトゲアリ、2027年3月20日にKアリーナ横浜へ

まず発表されたのは、トゲナシトゲアリの新たなワンマンライブ開催だ。日程は2027年3月20日(土)、会場はKアリーナ横浜。ライブタイトルは“凛音の耀(かがやき)”。キャラクターデザインを手がける手島nariによる描きおろしのキービジュアルも同時に公開された。

バンドにとっては、昨年の日本武道館公演で12,000人を超える来場者を集めてソールドアウトした実績を上回る、自身最大キャパシティでのワンマンとなる。国内ワンマンとしては、2026年5月1日に東京ガーデンシアターで開催された「TOUR 2026 FINAL “拍動の未来 -ENCORE-”」以来およそ11ヶ月ぶり。タイトルには2ndワンマンライブ“凛音の理”を思わせる「凛音」の語が再び置かれており、アニメと連動して歩み続けるバンドの次章を予感させる。

『ガールズバンドクライ THE MOVIE』は2027年5月21日公開

続いて、完全新作映画『ガールズバンドクライ THE MOVIE』の公開日が2027年5月21日(金)に決定。特報映像と手島nari描きおろしのティザービジュアルも解禁された。

特報映像は、高校を中退し単身で上京した主人公・井芹仁菜の「全国へそ曲がりどもツアー(仮)!行くぞーっ!」という掛け声からスタートする。バンド活動を通じて衝突しながら絆を深めていく姿や、「トゲナシトゲアリ 全国ツアー!?」というコピーとともに各地を車で巡る描写が収められており、テレビ放送時に話題となったライブシーンの数々や新規楽曲にも期待がかかる。ティザービジュアルには「怒りも喜びも哀しさも全部ぶち込め」というおなじみのキャッチコピーとともに、井芹仁菜、河原木桃香、安和すばる、海老塚智、ルパの5人が並んだ。

ゲーム『First Riff』事前登録開始、主題歌は「剥き出しの共鳴」

3つ目はスマートフォンゲーム『ガールズバンドクライ First Riff』の事前登録開始。ジャンルは「路上からアリーナまで駆け上がるガールズロックRPG」と銘打たれている。

PV第1弾では開発中のゲーム画面とライブ映像が初披露され、トゲナシトゲアリによるゲーム主題歌「剥き出しの共鳴」にのせて展開された。ゲームの詳細情報は、2026年11月7日(土)19時より配信される「ガルリフ公式生放送 第4回」で届けられる予定で、出演には降幡愛(MC)、トゲナシトゲアリ、Canna Lily、F-272、クズミミズク、ガルリフ統括プロデューサーの佐藤悟、開発プロデューサーの原岡祐介が名を連ねる。

舞台化決定——第1話〜第8話を河原木桃香の視点で再構築

そして4つ目が、舞台『ガールズバンドクライ』の上演決定だ。2027年3月21日(日)から3月28日(日)まで、東京・池袋のサンシャイン劇場にて上演される。

舞台版はアニメ第1話から第8話までのストーリーを軸に、河原木桃香を主人公として物語を再構築。アニメでは井芹仁菜を中心に描かれてきた少女たちの出会いや衝突、バンド結成までの軌跡を、桃香の視点から描き出す。脚本・演出は西森英行が務め、アニメシリーズディレクターの酒井和男、シリーズ構成・脚本の花田十輝、プロデューサーの平山理志が監修として参加する。

出演は、河原木桃香役に七木奏音、井芹仁菜役に高瀬くるみ、安和すばる役に根本流風、海老塚智役に早川渚紗、ルパ役に佐當友莉亜。ヒナ役に十味、ナナ役に水野花梨、リン役に上野未愛、アイ役に斎藤愛莉が名を連ねる。

さらに舞台オリジナルキャラクターとして、桃香のアルバイト仲間・日向のぞみ(ひゅうが のぞみ)役に生田輝が決定。ライブハウス店長・林役は、アニメ版で同キャラクターの声を担当した平田広明が引き続き演じる。アニメから舞台へと役がつながる点も、今回の舞台化の特徴だ。一部公演ではトゲナシトゲアリのメンバーやアニメ出演声優、舞台キャストによるアフタートークイベントも予定されている。

アニメスタッフも驚きのコメント

発表に寄せて、制作陣からもコメントが到着している。酒井和男は舞台化の一報に驚きを隠さず、「舞台ならではの演出や表現には期待しています」とコメント。花田十輝は、舞台を作る側が新たに生み出した要素を一つは入れ込んでほしいと依頼したといい、「これは桃香から見た、あったかもしれないもう一つのガールズバンドクライ」と表現した。平山理志は「キャラクターたちは今も川崎で毎日を生きています」と作品への愛情を語っている。

脚本・演出の西森英行は、アニメを見て舞台化を切望したと明かし、「アニメと同軸の、桃香を主人公とした、桃香視点の物語を作ること」を決めたと説明。「アニメでは語られなかった桃香の心の旅を描く」と意気込みを語っている。

音楽と物語が交差する「ガルクラ」の現在地

今回の発表は、アニメ作品としての展開とリアルバンドとしての活動が不可分に結びついてきた『ガールズバンドクライ』の性格をよく示している。劇中の楽曲を実際に演奏するトゲナシトゲアリがライブハウスからアリーナへとステップアップする一方で、映画・ゲーム・舞台という異なるフォーマットが同じ物語を別角度から描き直す。J-popシーンにおいても、アニメ発のガールズバンドが武道館を経てアリーナ規模へと到達する流れは、近年のガールズバンド的文脈の中でも注目すべき動きだ。

トゲナシトゲアリのKアリーナ横浜公演のチケット最速先行抽選申し込み券は、2026年11月4日(水)にリリースされる「トゲナシトゲアリ LIVE in 日本武道館 “奏檄の叫”」各Blu-ray & DVDに封入される。映画、ゲーム、舞台、そしてライブ——2027年に向けて、彼女たちの歌がどこまで届くのか。続報を待ちたい。

Tags: ガールズバンドクライ, トゲナシトゲアリ, アニメ, ガールズバンド, 東映アニメーション, J-POP, J-pop, Japanese music