J-popシーンを牽引する3人組バンド Mrs. GREEN APPLE。2024年も映画『ディア・ファミリー』への楽曲提供やNHK連続テレビ小説『風、薫る』の主題歌を担当し、その存在感はますます増している。そんな彼らの魅力は、音楽だけにとどまらない。先日、俳優・堺雅人(52)が出演したTBS番組『TV×Mrs.』の中で、家族でMrs. GREEN APPLEのライブに足を運んだことを明かし、大きな反響を呼んだ。
堺雅人が語った、Mrs. GREEN APPLEライブ体験と敬意
番組内でホストからMrs. GREEN APPLEを知っているか問われた堺は、「ライブに行かせてもらいました」と即答。すると、ボーカルの大森元貴が「奥様が来てくださって」と応じ、堺の妻である女優・菅野美穂と共に家族でライブを鑑賞していたことが明らかになった。きっかけは、2024年公開の映画『ディア・ファミリー』で菅野が出演し、同作にMrs. GREEN APPLEが主題歌「Dear」を提供したこと。堺は「素晴らしい主題歌だった。すごいなと思って、それでライブに誘っていただいた」と振り返り、「僕はもう、彼らを崇拝している感じ」とコラボレーションへの喜びを語った。
また、堺は主題歌制作のプロセスにも強い興味を示し、「どうやって映画の世界に入り込んで、どこから作っていくのか? 実は質問したいことが山ほどある」と、創作の秘密に迫ろうとする姿勢を見せた。特に歌詞の持つ力については、「なぜあの言葉が生まれたのか。重ねられないし、同じことを歌ってもダメだ。本当にすごい」と、プロフェッショナルとしてのリスペクトを惜しみなく表現した。
※堺雅人と菅野美穂は2013年4月に結婚。2015年に長男、2018年に長女が誕生している。
朝ドラ『風、薫る』を彩る「Wind and Town」の世界
一方、Mrs. GREEN APPLEの楽曲は、2025年度前期のNHK連続テレビ小説『風、薫る』の主題歌としても大きな存在感を放っている。同ドラマは、明治時代に日本初の「看護婦」となった実在の女性たちをモデルにした物語で、W主演の見上愛(リン役)と上坂樹里(ナオミ役)の奮闘が視聴者の心を掴んでいる。
3月8日放送の第72回では、平均世帯視聴率13.4%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録。物語が佳境を迎える中、リンが見せる手の震えや異変など、看護師としての葛藤が丁寧に描かれている。この重厚なドラマの中で、Mrs. GREEN APPLEの「Wind and Town」は、風が街を吹き抜けるように、登場人物たちの未来を優しく後押しする応援歌として機能している。
J-popシーンに刻む、Mrs. GREEN APPLEの軌跡
Mrs. GREEN APPLEは、大森元貴(Vo/Gt)、若井滉斗(Gt)、藤澤涼架(Key)の3人からなるバンド。2013年の結成以来、ポップでキャッチーなメロディと、時に哲学的な歌詞世界で多くのファンを魅了してきた。
- 2015年: メジャーデビュー
- 2019年: 活動休止を経て、2021年に再始動
- 2023年: ダブル主題歌を担当したTVアニメ『薬屋のひとりごと』が大ヒット
- 2024年: 映画『ディア・ファミリー』主題歌、朝ドラ主題歌と話題作に続々参加
特に2023年から2024年にかけては、『ケセラセラ』や『青と夏』といった楽曲がSNSを中心にバイラルヒットし、Z世代を中心に絶大な人気を誇る。彼らの音楽は、日常の小さな希望や切なさを描きながらも、聴く者に前を向く力を与える。堺雅人が語った「崇拝している」という言葉は、決して大げさではない。日本のエンターテインメント界を代表する俳優すらも惹きつける、Mrs. GREEN APPLEの音楽は、これからも多くの人の心に寄り添い続けるだろう。